AMD、「Mantle 1.0」のサポートを縮小する方針へ

2015年3月5日 15:32

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 AMDが2013年に発表したグラフィックスAPI「Mantle」だが、AMDが現状のMantle(Mantle 1.0)について、サポートを縮小させる方針であることを明かした(4Gamer)。

 MantleはAMDのGPUで利用できる独自APIで、これを利用することでよりハードウェアに近いレベルでGPUを操作できるというもの。AMDはこれにより、DirectXを利用するよりもGPUのパフォーマンスを引き出せると主張していたが、GPUが限定されるということもあって対応ゲームは限られていた。

 ゲームメーカーに対しては今後は今年末にリリースされる見込みのDirectX 12、もしくは次世代OpenGLにフォーカスするよう勧めているそうだ。

 DirectX 12ではより低レベルでのハードウェアアクセスが可能となるとされており、そうなると確かにMantleの存在意義は薄れてしまう。なお、今後も既存のMantle対応ゲームのサポートなどは継続される模様。また、Mantleの新しいバージョンがリリースされる可能性については含みを持たせている。

 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | AMD

 関連ストーリー:
DirectX 12が正式発表される。よりGPUに近いローレベルなAPIに 2014年03月24日
AMDのMantle対応βドライバとBattlefield 4がリリースされる 2014年02月04日
AMD、新世代APU「Kaveri」を発売 2014年01月16日
AMD、新世代GPU「Radeon R9/R7」シリーズを発表 2013年09月27日
新世代OpenGLは「Vulkan」という名称に 2015年03月05日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事