ソルクシーズ Research Memo(5):業績拡大に伴う資産増加、収益力向上と財務体質改善が進む

2015年3月4日 16:48

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記事提供元:フィスコ


*16:48JST ソルクシーズ Research Memo(5):業績拡大に伴う資産増加、収益力向上と財務体質改善が進む

■業績動向

(3)財務状況と経営指標

ソルクシーズ<4284>の2014年12月末の財務状況は表のとおりで、総資産は前期末比488百万円増の7,751百万円となった。主な増加要因としては、流動資産では業績の拡大に伴って、売上債権(+56百万円)、現預金・有価証券(+53百万円)、棚卸資産(+53百万円)がそれぞれ増加したほか、固定資産ではソフトウェア(+145百万円)、投資有価証券(+114百万円)、繰延税金資産(+83百万円)などが増加した。

一方、負債は前期末比252百万円増の4,703百万円となった。有利子負債(+69百万円)や退職給付債務(+202百万円)が増加要因となっている。また、純資産は前期末比236百万円増の3,048百万円となった。利益剰余金(+360百万円)が増加する一方で、その他有価証券評価差額金(▲85百万円)、退職給付債務に係る調整額(▲53百万円)が減少要因となった。

直近5期間の経営指標の推移を見ると、安全性を示す自己資本比率は38.9%と着実に改善しており、また、有利子負債比率も低下傾向にあるなど、財務体質の改善は着実に進んでいると言えよう。また、収益性に関してもROA、ROE、営業利益率といずれの指標も3期連続で上昇しており、収益力の向上と財務体質の改善が同時に進んでいることがうかがえる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)《FA》

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