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時計のSPAブランド「ノット」 東京・吉祥寺に直営店オープン
カスタムオーダー型時計ブランド「ノット タイムピーシズ(Knot Timepieces)」(東京、遠藤弘満代表)が4日、東京・吉祥寺に旗艦店となる直営1号店を出す。
2014年3月にスタートした「ノット タイムピーシズ」は、腕時計と別売りのベルトを自由に組み合わせ、500通り以上のコーディネートを楽しめる時計ブランド。設計・デザインの中間流通を省くSPA型の販売体制を敷くことで、メイドインジャパンの高い品質を兼ね備えながら、1万円台という低価格での販売を実現している。同年7月に通販サイトを開設。国内の取り扱い店舗は現在約50店舗に広がった。
直営店でも、すべての組み合わせを試せるよう全コレクションをラインナップ。オリジナルのオープン型ディスプレイに陳列し、商品を気軽に手に取れるよう配慮した。落ち着きのあるグレーを基調にした店内には、直営店限定モデルのほか、京都の伝統工芸・京くみひもを使ったベルトなど、“日本のものづくり”に焦点を当てたコレクションも並べる。
同ブランドの成長を支える柱の1つが、クラウドファンディングへの参加。腕時計離れが進むマーケットにおける新ビジネスモデルとして、昨年6月、クラウドファンディングシステム「Makuake」で一般からの支援を募集。284人の支援者から目標額(100万円)を大きく上回る500万円超を調達し、新商品の開発や、時計とベルトのコーディネートができる独自システムを搭載した通販サイトの開発費に充てた。また、クラウドファンディング終了後にも公式サイトへの問い合わせが殺到し、初年度分5000本はすでに完売。
今回の直営店立ち上げ時には、517人の支援者から目標額(300万円)を上回る約1000万円を調達した。支援者は10~50代までと幅広く、就活生がエントリーモデルとして購入したり、コアな時計ファンが普段使いに手に入れるなど、用途もさまざまだ。「ターゲットはあえて設けていない。あらゆる方に、ファッションとしての時計をもっと気軽に楽しんでほしい」(同社)と話す。
同社は、ブランド設立当初からグローバル展開を視野に入れており、現在台湾などアジアを中心に取引先を開拓中。年内には台湾にも直営店を出す予定で、来年にはカジュアルウォッチの需要が高い米国への進出も計画する。
オリジナルのオープン型ディスプレイによる陳列。多くの時計店にみられるショーケース型ディスプレイと異なり、実際に手にとってコーディネートを試すことができる。
京都の伝統工芸・京くみひもを使ったベルトは、正絹ならではの美しい光沢が自慢。
天然皮革をベジタブルタンニング溶解液でじっくりとなめしあげた栃木レザーのストラップも。
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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