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3日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、IPOの承認ペース加速を嫌気
記事提供元:フィスコ
*17:40JST 3日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、IPOの承認ペース加速を嫌気
3日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前日比73.23ポイント安(-2.20%)の3263.05ポイントと4日ぶり反落した。上海A株指数は76.85ポイント安(-2.20%)の3419.14ポイント。外貨建てB株相場も下落。上海B株指数が3.91ポイント安(-1.32%)の292.93ポイント、深センB株指数が9.89ポイント安(-0.89%)の1107.45ポイントで引けた。
需給悪化懸念が重し。当局が今年第3弾となる24社のIPO(株式新規公開)申請を承認したと伝えられるなか、IPOの承認ペースが加速していることが嫌気された。また、本日から、国政助言機関の全国政治協商会議が開幕したため(国会に当たる全国人民代表大会は5日から開催)、結果を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因となっている。
時価総額上位のエネルギーと金融株が下げを主導。石油グループ大手の中国石油天然気(601857/SH)が3.5%安、中国の銀行最大手である中国工商銀行(601398/SH)が3.7%安、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(601628/SH)が4.4%安と売られた。不動産株も下落が目立つ。大手の保利地産(600048/SH)が5.6%安で引けた。自動車株や消費関連株、発電株などもさえない。前日に急伸したITハイテク関連株も利食い売りに押された。
半面、政策期待のある銘柄群が物色された。大気汚染問題がメディアの間で再びクローズアップされるなか、環境保護関連が急伸した。また、ゼネコン株や発電設備株などもしっかりだった。
【亜州IR】《KO》
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