Symantec、特許管理企業との裁判で敗訴 1700万ドルの支払い命じられる

2015年2月12日 14:09

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米Symantecが米Intellectual Venturesが持つウイルス検知手法やメールの解析手法といった技術に関する特許を侵害しているとして争っていた裁判で、裁判所はSymantecに対し1700万ドルの支払いを命じる判決を出した。この裁判は2010年12月に提起されたもので、ほかにCheck Point SoftwareやMcAfee、Trend Microなども同時に提訴されている。Intellectual Venturesはこれら企業にライセンス提供を持ちかけたが拒否されたために提訴したとのこと。

 Intellectual Venturesは保有する特許をライセンスすることで収益を上げるという事業を行っており、パテントトロールとして非難されることも少なくない。たとえば2013年にはIntellectual Venturesの子会社であるLodsysがKasperskyを特許侵害で提訴していた裁判でKaspersky側が勝訴したが、これを報告するカスペルスキー氏のブログでは同社を「世界最大かつ最も悪名高い特許トロール」「寄生虫」となどと批判している。

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