自民・谷垣氏、「在外邦人保護に全力」 「イスラム国」の挑発に

2015年2月1日 18:32

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記事提供元:エコノミックニュース

自民党の谷垣禎一幹事長はジャーナリストの後藤健二さんが殺害されたとみられる動画が公開され、擬装国家「イスラム国」が「軍、すべてがお前たちの血に飢えている。安倍よ、勝ち目のない戦争に参加する無謀な決断により、お前の国民はどこにいたとしても殺されることになる。日本にとっての悪夢を始めよう」と挑発するメッセージを発信していることを受け、1日のNHK番組で「在外邦人の保護に全力をあげる」と語った。

 谷垣幹事長は「国内での水際対策もきちんとやっていかなければならない」と安全対策を強化する考えを示した。また谷垣幹事長は情報収集とともに、的確に退避勧告を出していく。特に危険なところへは渡航しないよう勧告を出していかなければならないとの考えも示した。

 民主党の枝野幸男幹事長は「テロに対して毅然とした対応をしていかなければならない」としたうえで「再発防止のために、今回の事件の検証をこれからしていかなければならない。同時に、挑発的なメッセージがでているので、海外にいる邦人の安全と国内にテロリストが入ってこないよう水際対策に政府は万全を期して頂きたい」と、谷垣幹事長と同様に認識を示した。(編集担当:森高龍二)

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