JTBと西鉄、訪日旅行者向け観光サービスの拡充で連携強化 共同事業第1弾は福岡発九州ツアー

2015年2月1日 21:31

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 JTBと西日本鉄道は30日、訪日旅行者に対する観光コンテンツおよびサービスの拡充に向けた広範な提携を行なうことに合意し、その第1弾として、福岡発九州各地へのバスツアーをはじめとした訪日旅行者向けの国内旅行商品(計11コース)を2月2日から販売することを発表した。

 今回の提携商品は、JTBグループで訪日外国人旅行を専門とするJTBグローバルマーケティング&トラベルが運営する訪日旅行オンライン予約サイト「ジャパニカン ドッコム」を中心に販売を展開。その中で、同サイトでは九州特集ページを作成し、九州各地の魅力を発信しながら九州への旅行需要を喚起していく。

 また、海外での情報発信の一環として、JTBグループで出版・情報事業をおこなう株式会社JTBパブリッシングは、「るるぶ九州ベスト」多言語版をアジア各国で発行・販売するとともに、本誌と連動したウェブ、アプリ、フリーペーパーなどの情報サービスも展開。

 本提携を機会に、JTBならびに西日本鉄道は、バスツアーをはじめとした訪日旅行者向けの国内旅行商品ラインアップの拡充や九州および福岡の魅力を伝える情報発信を積極的に行なっていくという。

 また、両社では、訪日旅行者に対して、日本到着後にニーズの高い各種サービス(多言語案内、外貨両替、バゲッジサービス、ツアーデスク、飲食店などの予約代行サービス、土産物販売など)をワンストップで提供する集客交流施設の開設・運営ならびに福岡空港国際線および博多港国際ターミナルからの二次交通の充実による利便性向上など、訪日旅行者の満足度向上に向けたサービスの検討を進めていく。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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