フリーソフトウェアを使うための自由なノートPC

2015年1月29日 15:53

印刷

記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 フリーソフトウェア支持者の中には、フリーでないソフトウェアは一切使いたくないという人もいるのだが、なかなかその要求を実現するのは難しい。特に、現状ではフリーのBIOSを採用したPCはほとんどない。そこで、そのようなノートPCを実際に作ってしまった人がいるそうだ(TechCrunch)。

 現在Crowd Supplyでクラウドファンディング中の「Purism Librem 15」がそれ。ただし、AMDやIntelはBIOS中に一部プロプライエタリなバイナリが必要であるため、これについては現在これらをフリーなものとするため作業中だという。

 Librem 15のスペックは15.6インチ(1920×1080もしくは3840×2160ドット)、リフレッシュレート60Hzのディスプレイ、Intel i7-4770HQ(4コア、3.4GHz)CPU、4GBメモリ、光学ドライブ、500GBのHDD、SDXCカードスロットなどを搭載。重量は2kgとやや重めだが、キーボード部分はテンキーも内蔵している。価格は1894ドルから。

 スラッシュドットのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース | ハードウェア

 関連ストーリー:
FSF、初の「完全に自由な」ノートパソコンを認定。ただし本体はThinkPad X60の再生品 2013年12月21日
オープンソースのBIOS「coreboot」でWindows 7のブートに成功 2009年01月29日
FSF、「優先度が高いフリーソフトウェアプロジェクト」を発表 2008年10月04日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事