政府の今年度補正予算案「問題多い」民主

2015年1月29日 10:10

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記事提供元:エコノミックニュース

 民主党の細野豪志政調会長は政府の今年度補正予算案について「党の次の内閣会議でも補正予算そのものに非常に問題が多いという意見が多数出た」とし、意見集約として「賛成できる内容ではない」との考えを示した。

 細野政調会長は「そもそも来年度の予算に入るべきものが補正予算に切り出される形で付けられているものが多く、緊急性がないとの意見や具体的な予算の中身として、非常に無駄が多いのではないかとの指摘があった」とし「本年度補正予算に前倒しすることによって来年度の見かけ上のプライマリーバランスを確保しようという思惑も透けて見える中身になっている」と批判した。

 党の方針については「地方創生関連予算が入っていることや予算審議がスタートしていないことを踏まえ、一任された岡田代表と自身とで最終的な判断をしていく」とした。

 細野政調会長は「地方創生関連予算を補正で付けるということは今年度中に執行しなければならない。地方自治体にとって大変なことで、補正予算成立が2月半ばとして1カ月半のなかで『とにかく使わなければならない』ということが効果的とは思えない」とも語った。(編集担当:森高龍二)

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