維新、文書通信交通滞在費を領収書付きで30日公開へ

2015年1月28日 10:19

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記事提供元:エコノミックニュース

維新の党の松野頼久幹事長は27日の記者会見で、党として国会議員に支給されている月額100万円の文書通信交通滞在費の透明性を高めるため、「領収書までを添付した形で30日に公開する」と発表した。党のHPにアップする。時間については「夕方までにできると思う」と語った。

 維新の党は消費税引き上げ前にするべきことは自ら身を切る改革だとして、議員定数の3割削減、議員報酬の3割削減とともに「文書通信交通滞在費の全面公開」をすべての国会議員が行うようにすべきだとして公開法案を提出しており、法案成立より前に、自主的にその姿勢を示す為に公開していくとしていた。

 また松野幹事長は「文書通信交通滞在費は実は使途を限定していないというのが現状だ。公開も今までされていない。われわれは、これを自分の第2の給与とするのでなく、政治活動にみんな使っているという事を国民に分かって頂けるようにキチンと公開していきたい」と昨年の記者会見でも話していた。

 なお、維新の党は党大会を2月22日(日曜)15時からホテルニューオータニ大阪で開く。実行委員長を片山虎之助総務会長がつとめる。松野幹事長は「概ね1時間から1時間半を予定している」とした。

 また党大会では橋下徹代表顧問から「大阪都構想への決意」についての発言、松井一郎顧問から統一地方選候補へのエールを頂くことを予定しているとした。また、年度の活動方針案、予算案など議事については松野幹事長が説明する。来賓は慣例に従い、誰も呼ばない方針という。

 松野幹事長は「大阪都構想で何か要請があれば党として全力をあげて協力したい」と、できる限りバックアップしていく姿勢をにじませた。(編集担当:森高龍二)

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