世界終末時計が2分進められ、残り時間3分に

2015年1月24日 11:34

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記事提供元:スラド

世界終末時計が2分進められ、真夜中まで残り3分となった。世界終末時計の針が動かされるのは2012年以来3年ぶり(プレスリリースロイターの記事NHKニュースの記事本家/.)。

世界終末時計を管理するBulletin of the Atomic Scientistsは声明で、「2015年、抑制されない気候変動や世界的な核兵器の近代化、および核兵器保有量の超過が人類存亡に関わる大きく紛れもない脅威をもたらしており、世界の指導者たちは、速度や規模の面で人々を破局から守るための十分な行動ができていない。」としている。また、世界終末時計を真夜中の3分前に進めるとともに「世界が破滅する可能性は非常に高く、惨禍の危険を減らすため今すぐ行動する必要がある。」ことを、強い切迫感を持って付け加えざるを得ないと述べている。

1947年に作られた世界終末時計は真夜中(午前0時)を人類滅亡の時とし、それまでの残り時間を象徴的に示すもの。70年近い歴史の中で針が動かされたのは18回のみ。最も残り時間が短くなったのは真夜中の2分前に設定された1953年で、長くなったのは真夜中の17分前に設定された1991年。真夜中の3分前に設定されるのは、米ソの関係が冷え切っていた1983年以来だという。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | 政治 | サイエンス | 原子力

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