NEC、中小規模事業所用コミュニケーション機器を機能強化 社外で内線利用可能

2015年1月24日 10:09

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ワンナンバーフォーキングのイメージ図(NECの発表資料より)

ワンナンバーフォーキングのイメージ図(NECの発表資料より)[写真拡大]

 NECとNECプラットフォームズは23日、中小規模事業所向けのオフィスコミュニケーションゲートウェイ「UNIVERGE Aspire UX」を機能強化し、28日より販売すると発表した。出荷開始は2月4日で価格は73万3000円(税別)から。

 新製品は、時代に合ったフレキシブルなワークスタイルを実現できるように、従来のモデルに「UNIVERGEどこでも内線サービス」、「ワンナンバーフォーキング」などの機能が追加された。

 「UNIVERGEどこでも内線サービス」とは、スマートフォン用アプリケーションを使い、外出先や自宅からインターネット経由で内線通話ができる機能である。社内外で使用する電話機をスマートフォン1台に集約したり、内線番号のみで発着信できるので、シームレスでスピーディで便利なコミュニケーション環境を実現する。

 また、クラウド上に電話帳をおき、スマートフォンにデータや履歴を残さずに電話帳を参照できるので、情報漏えいのリスクを軽減できる。さらに、スマートフォンによる内線通話はパケット通信を利用するため、定額のデータ通信プランを選択することで、通話コストの削減もできる。

 「ワンナンバーフォーキング」とは、スマートフォン、PHS、多機能電話機など、1人で複数の端末機器を利用する環境で、メインで使用する端末(メイン内線)に複数の端末(メンバー内線)をグループ化して登録できる機能である。これにより、1つの内線番号で複数の端末を同時に呼び出すことや、グループ化されたメンバー内線の端末からメイン内線番号で発信できるようになる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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