デンソー、トルコで2拠点目となる空調・冷凍機メーカーのDJ COOL社に出資

2014年12月26日 18:32

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デンソーが出資するDJ COOL社のオフィス外観(デンソーの発表資料より)

デンソーが出資するDJ COOL社のオフィス外観(デンソーの発表資料より)[写真拡大]

 デンソーは26日、トルコでバス・農建機エアコンおよび冷凍機の設計・製造・販売を行うDJ COOL社に、今年10月に50%を出資したことを発表した。

 DJ COOL社は、中近東で車両販売を行うAbdul Latif Jameel社がトルコに設立した会社で、同社とデンソーはサウジアラビアにカーエアコンの製造・販売を行う合弁会社DENSO Abdul Latif Jameel社を2001年に設立している。

 DJ COOL社は、2013年11月にAbdul Latif Jameel社によって設立されるにあたり、トルコの地場メーカーから、バス・農建機エアコンおよび冷凍機の“Climart” ブランド製品の譲渡を受けており“Climart”ブランドのネットワークを活用したビジネス展開を行っている。

 トルコは、欧州市場向けの最大のバス生産国で、トルコ国内および輸出向けに年間約1万3000台のバスを生産しており、今後も生産量の拡大が見込まれている。今回の出資により、デンソーはトルコのバス・農建機エアコンおよび冷凍機市場に新規参入し、事業拡大を目指す。

 デンソーは、カーエアコン、ヒーター等の製造を行うデンソー・トルコを2002年に設立しており、DJ COOL社は、トルコにおける2拠点目となる。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る

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