KDDI、従来の約7倍の通信速度の航空機向け衛星通信サービス提供開始

2014年12月25日 16:13

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スウィフトブロードバンドのサービスエリアを示す図(KDDIの発表資料より)

スウィフトブロードバンドのサービスエリアを示す図(KDDIの発表資料より)[写真拡大]

 KDDIは25日、26日より法人向けに、航空機内で快適な通信が可能となる航空機向けインマルサット衛星通信サービス「インマルサットSB (スウィフトブロードバンド)」の提供を開始すると発表した。

 同サービスは、衛星通信を利用して、上空でも音声通話とデータ通信が利用可能な航空機向けインマルサット衛星通信サービスである。インマルサット第4世代衛星を利用することで、従来の約7倍となる最大432kbpsのデータ通信可能で、さらに音声通話とデータ通信を同時に利用できる。これにより、飛行中の機内で地上宛てに電話をかけたり、写真等のデータ送受信をより快適に利用できるようになる。

 サービスエリアは赤道上空約3万6,000kmに配備されたインマルサット第4世代衛星3機を活用し、ほぼ全世界をカバーする。使用契約料は12万2,900円 (1契約ごと、税抜き)、 月額基本料は無料である。通信料は音声通が480円/分~688円/分、データ通信は1,503円/MB~1万3,061円/分、SMS送受信が173円/通となっている(すべて免税)。

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