ソニー、高精細カラー有機ELディスプレイ搭載の片眼用ディスプレイモジュールを開発

2014年12月20日 22:37

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ソニーが開発したアイウェア装着型の片眼用ディスプレイモジュール

ソニーが開発したアイウェア装着型の片眼用ディスプレイモジュール[写真拡大]

 ソニーは17日、様々なデザインのアイウェアに装着することでウェアラブル端末を実現する、アイウェア装着型の片眼用ディスプレイモジュールを開発したと発表した。

 モジュールは超小型高精細カラー有機ELディスプレイ、超小型光学ユニット、スマートフォン相当の演算処理能力を持つ制御基板を搭載。アイウェアに装着できる小型・軽量化を実現した。

 特にディスプレイ部は、独自の有機EL技術と半導体シリコン駆動技術により実現した、世界最小クラスの0.23型超小型高精細カラー有機ELディスプレイを搭載している。0.23型という超小型でありながら640x400pixelの解像度を有しているという。

 普通のメガネやサングラス、ゴーグルなどに装着し、日常生活を便利にする情報の取得や、スポーツや業務での作業支援など、多様な用途に向けた情報を表示でき、視界を妨げないサブウィンドウとしても活用できる。

 ソニーは2015年にこのモジュールの量産を開始する。スポーツやエンターテイメントなど特定の用途のアイウェアを販売するメーカーや、自社製品とウェアラブルデバイスとの連携を検討する電機メーカー、また、ウェアラブルデバイスを用いた業務用途のソリューションを提供する企業など、幅広いビジネスパートナーを募っていく方針だ。(記事:町田光・記事一覧を見る

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