新年、サントリー各社の社名変更と、活況ウイスキー市場に限定復刻ボトル投入

2014年12月16日 23:37

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記事提供元:エコノミックニュース

「サントリーウイスキー角瓶43度 復刻版450ml」、1937年発売当時のラベルデザイン・中味を再現

「サントリーウイスキー角瓶43度 復刻版450ml」、1937年発売当時のラベルデザイン・中味を再現[写真拡大]

 サントリー酒類株式会社とサントリービア&スピリッツ株式会社は2015年1月1日に、それぞれ「サントリースピリッツ株式会社」と「サントリー酒類株式会社」に社名を変更する。

 2014年10月をもって同社ビール事業が独立分社化し「サントリービール株式会社」となり、サントリー酒類はスピリッツ事業専業会社となっていた、同時にビームサントリー社と経営を統合し、同社と一体となってスピリッツ事業を推進する。こうした事業内容の変更にともない、「サントリースピリッツ株式会社」に社名を変更するというもの。

 サントリービア&スピリッツ株式会社は販社として、従来からビール類、ウイスキー、RTD、焼酎、リキュールといった幅広いラインアップを扱ってきた。さらに2014年10月からはワイン製品が加わり、総合的な酒類営業活動が可能となった。こうした事業内容の変更にともない、「サントリー酒類株式会社」に社名を変更する。逆にサントリー酒類株式会社は、2015年1月1日より「サントリースピリッツ株式会社」に社名変更となる。

 サントリースピリッツから、「サントリーウイスキー角瓶43度 復刻版450ml」が数量限定リリースとなる。発売は2015年2月17日から。

 「角瓶」は、商品名としてラベルに表示が無い不思議なウイスキーだ。が、発売から70年以上にわたり、飲み飽きない味わいと、変わらぬ亀甲ボトルが世代を超えて愛され続けている国内No.1のウイスキーブランドだ。1937年、創業者・鳥井信治郎の“日本人の繊細な味覚に合ったウイスキーをつくりたい。”という熱い想いから生まれた。ここ数年、食事との相性がいい“角ハイボール”が人気を集め、「角瓶」の2014年1~10月の販売数量は対前年110%と好調に推移している。

 今回の「サントリーウイスキー角瓶43度 復刻版450ml」は、1937年発売当時のラベルデザインと香味、味わいを再現し、「角瓶」の歴史を綴った小冊子を付けて数量限定で発売するもの。限定ボトルで「角瓶」の長い歴史と魅力を伝えるという。

 ボトルの容量は450ml、アルコール度数43%、希望小売価格は1300円。年明け以降、ニッカウヰスキーも復刻ボトルを連続リリースする予定で、ウイスキー業界が活況を呈している。(編集担当:吉田恒)

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