ソニーの「PS4」:11日に中国で発表、購入予約受付スタートへ

2014年12月10日 08:40

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記事提供元:フィスコ


*08:42JST ソニーの「PS4」:11日に中国で発表、購入予約受付スタートへ
ソニー<6758>は今月11日、家庭用ゲーム最新機種の「プレイステーション4(PS4)」を中国本土で正式発表する。外資勢2社目として、中国の家庭用ゲーム機市場に再参入する計画だ。正式発売は2015年1月下旬となる見込み。家電量販で中国最大手の蘇寧雲商集団(002024/SZ)、同2位の国美電器HD(493/HK)などを通じ、予約販売が受け付けられるという。毎日経済新聞が9日、ソニー中国法人からの情報として伝えた。
PS4は2013年11月15日に北米市場で正式発売している。中国市場へのゲーム機投入を予定し、ソニー完全子会社の索尼中国公司(ソニー中国)は、上海東方明珠集団(600832/SH)全額出資の上海東方明珠文化発展公司と合弁企業2社を設立したとされる。登録資本1000万人民元の上海東方明珠索楽文化発展公司は、出資比率を東方明珠側51%、ソニー側49%。登録資本4380万人民元の索尼電脳娯楽上海公司は、出資比率を東方明珠側30%、ソニー側70%に設定した。
中国国務院は今年1月6日、上海FTZ内で規制緩和を推進する方向性を示した上で、家庭用ゲーム機器の生産・販売事業を外資に開放する方針を打ち出した。暫定的ながら、外資によるゲーム機器の生産・販売が13年ぶりに解禁される。
これによって、ソニーやマイクロソフトの家庭用ゲーム機器の販売が可能となった。国務院は2000年6月、電子ゲーム機器とその部品の輸入・販売を禁じると通達した経緯がある。これまでは若者への悪影響などを考慮し、禁止措置がとられていた。
一方、ソニーに先行する形で米マイクロソフト(MS)は今年9月29日、「Xbox One」を中国で発売した。「初日の販売台数が10万台を超えた」と報じられるなど、滑り出しは好調とされる。

【亜州IR】《ZN》

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