26日の中国本土市場概況:上昇、金融緩和を意識した買いが継続

2014年11月26日 17:26

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記事提供元:フィスコ


*17:27JST 26日の中国本土市場概況:上昇、金融緩和を意識した買いが継続

26日の中国本土市場は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比36.75ポイント高(+1.43%)の2604.35ポイントと5日続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年3カ月ぶりの高水準を切り上げている。上海A株指数は38.64ポイント高(+1.44%)の2727.08ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.17ポイント高(+0.06%)の277.76ポイント、深センB株指数が3.98ポイント高(+0.40%)の989.11ポイントで引けた。深センB株指数は史上最高値を更新する。

前日までの好地合いを引き継ぐ。中国人民銀行(中央銀行)の金融緩和スタンスが引き続き支えとなった。人民銀・金融政策委員会の陳雨露・委員は25日、「第4四半期の経済指標を見極めたうえで、追加の利下げと緩和策を検討する」と発言している。指数は引けにかけて上げ幅を広げた。

金融株が相場をけん引。中国光大証券(601788/SH)がストップ高、中国人寿保険(601628/SH)が9.8%高、中国銀行(601988/SH)が2.7%高で引けた。証券株に関しては、「中国証券業界の売買手数料収入は、前月比2ケタ増で推移している」と伝えられたことが支援材料。保険株については、株高による運用収益の拡大が思惑視された。このほか、発電やガスの公益株も上げが目立っている。《KO》

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