【木村隆の相場展望】中国利下げ、ECBの追加利下げ期待が株価押し上げへ

2014年11月22日 17:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(11月25~28日)

 裁定買い残の増勢が止まらない。11月14日現在の裁定買い残は、前週比1306万株増の、22億7000万株となった。第3週は、17日こそ2319万株減少したが、18日は3438増加、19日も1946万株増の23億4000万株と増加、直近のピーク9月26日現在の24億6600万株に接近してきた。

 9月26日は底をピークに裁定買い残は減少トレンドに転じ、株価調整の最大要因となった。今回も今後の裁定買い残の行方が株価の動きを決めるキーポイントになりそうだ。

 市場の風はフォローだ。解散総選挙は与党が議席数の過半数を大幅に超えれば、向こう3~4年間の長期にわたって安倍政権が安定化することになる。アベノミクス継続で株高政策が強まれば長期的な株価押し上げにつながる。

 米国株は史上最高値更新が続くし、中国人民銀行による2年ぶりの利下げ、ECBの具以下緩和期待も強まっている。

 日経平均先物の投資家別売買状況では、10月2週は2290億円、海外投資家が買い越している。海外投資家もアベノミクス継続を好感している。11月14日の1万7520円を更新する場面が見られそう(株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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