米国株式相場 上昇、主要企業決算や企業分割を好感

2014年10月25日 05:26

印刷

記事提供元:フィスコ


*05:26JST 米国株式相場 上昇、主要企業決算や企業分割を好感

米国株式相場は上昇。ダウ平均は127.51ドル高の16805.41、ナスダックは30.93ポイント高の4483.72で取引を終了した。ニューヨークで西アフリカから帰国した医師がエボラ出血熱に感染していることが明らかとなり、朝方は警戒感から揉み合う展開となった。しかし主要企業の好決算や企業分割の発表が好感され、引けにかけて上昇する展開となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で自動車・自動車部品や小売が下落した。

家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は、乾電池事業を分離する方針を発表して上昇。ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)や、物流のUPS(UPS)は好決算を発表して堅調推移となった。一方でネット小売大手のアマゾン(AMZN)は同社スマートフォン「ファイアーフォン」の不振などで、予想以上に赤字が拡大したことが嫌気され軟調推移となった。自動車のフォードも減益となる決算を発表して下落。

ファクトセット社による本日時点での集計では、S&P500構成銘柄で第3四半期決算発表を終了した208社のうち、75%が予想を上回っている。《KG》

関連記事