富士フイルム、エボラ出血熱対策に向け抗インフルエンザウイルス薬を追加生産へ

2014年10月23日 17:00

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 富士フイルム傘下の富山化学工業が開発した抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」がエボラ出血熱対策として追加生産されるという(ニュースリリース)。

 アビガン錠はエボラウイルスに対して抗ウイルス効果を有するとのマウス実験の結果が公表されており、西アフリカから欧州に緊急搬送されたエボラ出血熱患者複数人に対し、緊急対応として投与されているとのこと。今後ギニアでエボラ出血熱に対するアビガン錠の臨床試験が予定されているとのことで、効果や安全性が認められればより大規模な臨床試験が行われるとのことで、感染規模がさらに拡大した場合においても十分な量を継続的に供給可能とするため追加生産を行うという。

 スラッシュドットのコメントを読む | 医療

 関連ストーリー:
ナイジェリアはどうやってエボラの感染拡大を阻止したか 2014年10月18日
エボラ出血熱パンデミックという目前の危機 2014年10月16日
エボラ出血熱で死亡の男性を治療したダラスの病院職員にエボラ熱陽性反応  2014年10月14日
富山化学工業の抗インフルエンザウイルス薬、フランスでエボラ出血熱の治療用として投与 2014年09月27日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事