韓国で建造中の世界最大の船

2014年10月23日 06:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 「Matz Maersk Triple E」は全長1312フィート(約400m)×幅194フィート(約60m)という史上最大のコンテナ船(Triple-E vessels)。昨年コペンハーゲンで開催された展示会では1週間でコペンハーゲンの人口に近い5万人の見学者を集めたという。この船は20フィートサイズのコンテナを18,000個輸送できる。アジア欧州ルート上で使用されているコンテナ船の平均と比較すると、コンテナ1個あたりのCO2放出量は50%削減できるといい、世界で最もエネルギー効率の良いコンテナ船だとしている。同船はパナマ運河は通過できないもののスエズ運河については通過できるという(WIREDSlashdot)。

 ALASTAIR PHILIP WIPERは、韓国の大宇造船海洋(DSME)造船所と交渉し、同船の建造中の様子を写真に収めることに成功した。写真の船はデンマークの海運会社Maersk Linesが発注したもので、2015年までには完成する予定だという。なお本家のコメントによれば、船体の大きさは天然ガス液化設備を備えた「Prelude FLNG」(全長488メートル、幅74メートル)のほうが船体は大きいという。ただし、Prelude FLNGはエンジンを備えておらず、自力で航行できない。Triple Eは2つのエンジンと2つのスクリューを持っており自力航行可能。この意味で最大級ということらしい。

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