【銘柄フラッシュ】文教堂グループHDが連日急伸し再上場のすかいらーくは底堅い

2014年10月9日 16:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  9日は、ファナック <6954> が朝発表の機械受注統計を好感して上げたものの、後場は13時頃から軟化して0.9%安。昼頃、日銀総裁が米国で講演し、日本の追加金融緩和の余地に言及したと伝えられたものの、日経平均も13時頃から軟調になり、連動性の強いソフトバンク <9984> も次第に軟化し1.1%安となった。13時に第1四半期決算を発表したパシフィックネット <3021> (東マ)は急動意となり12.2%高。

  本日8年ぶりの再上場となったすかいらーく <3197> は9時の売買開始と同時に公開価格1200円と同じ値段で売買が成立。その後1229円まで上げ、前引けは1159円。後場は公開価格の前後でモミ合い、終値は1143円だった。

  米国で「エボラ出血熱」による初の死者と伝わり、アゼアス <3161> (東2)が医療防護服を材料に15.5%ストップ高、バイオハザード設備を手がけるダルトン <7432> (JQS)は一時ストップ高となり13.9%高。また、ノーベル物理学賞のLEDを材料に星和電機 <6748> (東2)が大幅続伸となり、次はノーベル文学賞(9日夜9時頃発表)で村上春樹氏に期待とされて文教堂グループホールディングス <9978> (JQS)が連日ストップ高の21.5%高。

  東証1部の値上がり率1位は日本エアーテック <6291> の15.9%ストップ高となりバイオハザード設備・施設を手がけるため米国での「エボラ出血熱」を思惑材料に2日連続高値更新、2位はエコス <7520> の13.1%高となり8日の業績予想の増額を材料視、3位はキムラタン <8107> の11.1%高、4位は東洋エンジニアリング <6330> の8.3%高となりバークレイズ証券が目標株価を520円から750円に引き上げたとされて戻り高値に進んだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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