【銘柄フラッシュ】ブロードメディアなど急伸し新規上場の2銘柄は好発進

2014年9月30日 16:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  30日は、富士重工業 <7270> が前場一時1.3%安などと反落したものの後場は為替差益への期待などが言われて堅調転換し1.3%高、キヤノン <7751> も前場一時1.7%安となったが好業績への期待などが言われて大引けは0.7%安など、値を戻す銘柄が目立つ展開となった。

  業績予想を減額した住友商事 <8053> も朝方は13.2%安の182円安と急落した後は底堅く12.1%安、日清食品ホールディングス <2897> は製品値上げを材料に2.5%高となり、東洋水産 <2875> は追随期待から6.9%高。市光工業 <7244> は次世代ヘッドランプが言われて6.7%高、古河電池 <6937> は次世代電池に期待とされて5.7%高。ソニー <6758> は朝から堅調で1.6%高だった。

  ネットワークバリューコンポネンツ <3394> (東マ)は腕力相場の様相になり、後場寄り後に軟化したが、目新しい材料が聞かれないまま一気に値を上げて16.3%高、ブロードメディア <4347> (JQS)はクラウドゲームに期待とされて30.5%ストップ高となり連日高値、インテリアなどのイデアインターナショナル <3140> (JQG)は未定だった今期の見通しを昨日発表し23.9%ストップ高、ケイティケイ <3035> (JQS)は8月決算の予想を増額修正しネット販売が予想上に好調と2日連続ストップ高の26.9%高。

  本日は新規上場が2銘柄あり、FFRI <3692> (東マ)はサイバーセキュリティーソフトの開発などを行ない、前後場とも買い気配のまま値がつかず、後場は気配値での上限値段になる3335円(公開価格1450円の2.3倍)の買い気配で終了。初値を明日以降に持ち越した。

  もう一銘柄、ホットランド <3196> (東マ)はタコ焼きチェーンの「築地銀だこ」などを展開し、朝9時の売買開始と同時に公開価格2110円に対し2074円で売買が成立し初値を形成。前場2340円まで上げ、後場は売買交錯のまま終値は2180円となった。

  東証1部の値上がり率1位はアイロムホールディングス <2732> の18.2%ストップ高となり13時に臨床用iPS細胞に関する発表を行なった後急動意、2位はセイコーホールディングス <8050> の13.5%高となり野村證券の投資判断を好感、3位はドリームインキュベータ <4310> の9.4%高となり投資先の新規上場迫るとの見方で上値を追った。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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