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宇宙ゴミ対策技術を研究するための衛星「FREEDOM」の打ち上げ決定
東北大学と中島田鉄工所が開発する「FREEDOM」のイメージ図(東北大学の発表資料より)[写真拡大]
東北大学と中島田鉄工所が開発する「FREEDOM」が、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から超小型人工衛星を放出するミッションに採択された。
地球周回軌道へ投入される超小型人工衛星の数は増加の一途を辿ると予測されており、運用が終了した人工衛星が宇宙ゴミ(スペースデブリ)とならないための技術が求められている。
「FREEDOM」は、一辺の長さが約10cmの立方体、質量は約1.3kgの超小型人工衛星で、「きぼう」から放出された後に1~1.5m四方の薄膜を展開する。そして、宇宙空間にわずかに存在する空気抵抗を利用して軌道を離脱して、地球大気圏へ突入する実証試験を試みる予定である。
最終的には50kg級超小型人工衛星を高度約900mから25年以内に軌道離脱させる性能の実現を目指しており、2016年の4月~6月に国際宇宙ステーションに輸送されることになっている。
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