関連記事
【木村隆のマーケット&銘柄観察】住友電工は中期計画で自動車用ワイヤーハーネスなどの拡大目指す
住友電工 <5802> は中国の国家発展改革委員会が、同社について課徴金約48億円を課したと発表した。ただこれ自体は2009年までの行為で、2010年6月からは「競争法コンプライアンス規定」を制定し、態勢を強化している。従って、過去の事案に捕らわれているここは絶好の買い場となろう。
今期の第1四半期の業績は、売上高6382億円(前年同期比8.7%増)、営業利益218億円(同12.2%増)の好調な決算となった。自動車関連事業が好調に推移し、全体の増収増益に貢献した。通期についても自動車関連の好調、産業素材の伸びなどにより、営業利益1250億円(前期1200億円)の増益が見込まれている。
同社では昨年スタートした中期経営計画の実現に向け取り組んでいる。まず、自動車関連事業では、ワイヤーハーネスで、自動車の軽量化に寄与するアルミハーネスや環境対応車向けの高電圧ハーネス等の開発・拡販に引き続き注力し、グローバル総合部品メーカーを目指す。東海ゴム工業 <5191> については防振ゴム・ホースにおいて、昨年買収した事業との相乗効果の最大化を図るとともに、グローバルサプライヤーとして世界各地での供給体制を確立していく。
情報通信関連事業では、収益性を高めるため、光ファイバ・光機器で海底ケーブル用の極低損失ファイバ・アンプ等拡販に取り組むほか、エレクトロニクス関連事業では、携帯機器用FPC(フレキシブルプリント回路)で更なる高精細・極薄化に取り組む。環境エネルギー関連事業では、海底ケーブルでは本年2月と3月の米国・欧州における受注に続き、大型プロジェクトの受注獲得に向け取り組む方針で、中期的な見通しは明るい。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【村山貢司の気象&経済歳時記】新幹線効果のについて思う(2014/08/02)
・【木村隆の相場展望】東京株式市場は独自相場を形成、ヘッジファンドの買いが流入(2014/08/02)
・【今日の言葉】男性平均寿命80歳、健康寿命はどうか(2014/08/01)
・【株式評論家の視点】IBJは下値確認で押し目買い、今12月期営業利益2ケタ増益(2014/08/01)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
- アスカネット、赤ちゃんの成長記録をほぼ等身大で残せる!「Photo Growth(フォトグロース)」4月17日(水)より発売開始! 4/17 19:25
- いちご 剰余金の増配 4/17 17:58
- いちご 24年2月期は2ケタ増収増益、心築(しんちく)事業が好調に推移 4/17 17:52
- GMOリサーチ AIを駆使した調査リリース作成サービス「GMO Ask for 調査リリース」の提供開始 4/17 16:51
- ニーズウェル 大手医薬品会社のITアウトソーシングが受注拡大 4/17 16:46