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トヨタ、上半期の販売台数3年連続で世界首位へ
トヨタ自動車の世界販売台数が上半期(1月~6月)としては初の500万台を突破した[写真拡大]
日本の大手自動車メーカー、トヨタ自動車<7203>の世界販売台数が上半期(1月~6月)としては初の500万台を突破した。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)、アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)を上回り、上半期として3年連続で世界トップとなる見通しが立てられている。
30日、トヨタ自動車は2014年上半期の世界販売台数(同グループのダイハツ工業<7262>、日野自動車<7205>を含む)を発表。それによれば販売台数は前年同期比3.8%アップの509万7000台であり、上半期の過去最高を更新した。これまでの上半期の過去最高販売台数は12年の497万台であり、それを10万台以上上回る結果となった。
世界販売台数の内訳を見てみると、海外での販売台数が前年同期比2.9%アップの385万台、国内での販売台数が前年同期比6.5%アップの124万7000台であった。海外での販売については、北アメリカや中国を中心に大型車やスポーツ用多目的車(SUV)、ピックアップトラックなどが好調に推移し、また国内での販売については、4月に行われた消費税増税前の駆け込み需要により販売台数を伸ばしたほか、ダイハツ工業の好調さも大きく寄与した。
こうした要因により、14年上半期の世界販売台数は12年の497年を10万台以上上回り、上半期としては過去最高となる509万7000台となった。競合するドイツのフォルクスワーゲンは前年同期比5.9%アップの497万台程度(一部の商用車を除く)、ゼネラル・モーターズは前年同期比1.4%アップの492万台との発表を行っており、一部の商用車を含めてもフォルクスワーゲンはトヨタ自動車の販売台数に及ばないとみられていることから、トヨタ自動車が上半期として3年連続で世界トップになるとされている。
またトヨタ自動車は14年通年で過去最高となる1032万台の販売計画を立てており、今回の上半期の販売台数の結果は、ほぼ予定通りの結果となったようだ。
しかし新興国を中心に各国のメーカー間で熾烈なシェア争いが繰り広げられており、このままトヨタ自動車がトップを独走するかどうかは、まだまだ予断を許さぬ状況だ。(編集担当:滝川幸平)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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