憲法98条に反し「行使容認の閣議決定」は無効 社民・福島副党首

2014年7月26日 19:54

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記事提供元:エコノミックニュース

 社民党の福島みずほ副党首が安倍内閣の行った集団的自衛権行使容認への閣議決定は憲法98条1項より「無効」との主張を続け、閣議決定撤回の運動拡大を呼びかけている。

 福島副党首は「憲法98条1項で、この憲法は、国の最高法規であって、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない」と定めている。憲法9条は集団的自衛権の行使容認は認めていないので「安倍内閣のやった閣議決定は無効」と指摘。

 今後、政府与党が安保法制で国会に法案を提出してきても「国会も違憲立法をしてはならない」とけん制する。

 社民党については集団的自衛権の行使容認の危険性を訴え、これを認めてはならないと国民に呼びかけたポスター「あの日から、パパは帰ってこなかった」が賛否両論の反響を呼んでいる。

 子どもが寂しそうに屈む光景に「あの日から、パパは帰ってこなかった」との文言をつけていて衝撃が強すぎるとの声もある。ポスター製作者のひとりは「新ポスターは集団的自衛権の行使容認が引き起こすかもしれない1つの未来を示したものです。みなさんが集団的自衛権の問題を考え、議論するきっかけにしていただければと思います」と製作意図をいう。(編集担当:森高龍二)

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