米株式:「地政学的リスクと4-6月期企業決算との綱引き継続か」

2014年7月23日 19:37

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記事提供元:フィスコ


*19:37JST 米株式:「地政学的リスクと4-6月期企業決算との綱引き継続か」
23日のニューヨーク株式市場は、地政学的リスクへの警戒感と、4-6月期の企業決算への期待感との綱引きが予想される。

アップルとマイクロソフトの決算については、アップルは売上高が6%増の374億ドルと、市場予想の約380億ドルを下回り、時間外ではやや弱含みの動き。

一方、マイクロソフトは7%減益だったが、売上高が予想を上回ったことを受けて、時間外で上昇するなど、まちまちの展開。
アップルのインパクトが限られそうであり、期待感からの上昇に対する反動が意識されやすいだろう。

また、ウクライナ情勢についても地政学リスクがくすぶるほか、中国ではIPOによる需給悪化が警戒されやすく、神経質な展開になりやすいだろう。
なお、決算ではボーイング、AT&T、フェイスブック、ダウ・ケミカル、クアルコムが予定されている。フェイスブックの決算次第では、足元で不安定なモメンタム株に与える影響が大きそうだ。《MY》

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