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佐川急便とリネットジャパン、初の宅配便活用の小型家電リサイクル回収
佐川急便とリネットジャパンは22日、愛知県全域で宅配便を活用した初の使用済小型家電の回収事業を本格的にスタートしたと発表した。リネットジャパンは、小型家電リサイクル法による認定事業者で、両社は1日から同県大府市、小牧市、豊橋市の3市で回収事業を先行的に実施していた。
宅配便活用のリサイクル回収は、利用者の自宅まで小型家電品の回収に行くサービスで、利用者の利便性向上が大きな目的。これにより、家電品の回収率向上やリサイクル促進が期待できるとされている。
パソコンや携帯電話等の小型家電製品には、有用な金属が多く含まれているものの、これまでは、埋立て処分されたり、海外で不適正な処理が行われてきたのが実情である。2013年4月から、小型家電リサイクル法がスタートしたことで、一部の市町村では、適正な回収が始まっている。ただ、「近くに回収ボックスがない」「持ち込むのが面倒」などの理由から、必ずしも回収が円滑に進んでいない地域も多い。
佐川急便とリネットジャパンは、そうした実情から、両社の協業スキームによって小型家電リサイクル法の再資源化事業計画を国(経済産業省または環境省)に申請、リネットジャパンが事業者としての認定を取得した。
宅配便活用のリサイクル回収は、利用者がインターネットで申し込み、支払いも簡便にできるのが特徴。品物を梱包し、回収日時を指定すれば、佐川急便が回収に来てくれる。
回収される小型家電製品は、パソコンを始め、プリンター、デジカメ、電子レンジなど400品目以上が対象となっている。(記事:南条 誠・記事一覧を見る)
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