ルネサス:グループの設計・開発部門を8/1付で組織再編、早期退職者の募集も実施

2014年7月10日 11:08

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記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

 【7月10日、さくらフィナンシャルニュース=東京】半導体大手のルネサスエレクトロニクス(東1:6723)は9日、設計・開発体制の強化を目的として、同社の設計・開発部門および100%子会社のルネサスソリューションズ(以下「RSO」)、ルネサス システムデザイン(以下「RSD」)、ルネサス エンジニアリングサービス(以下「REG」)の設計・開発機能を再定義し、8月1日付で組織再編すると発表した。

 具体的には、デバイス開発や拡販インフラやデバイス応用技術などのデバイスソリューション開発(主にハードウエア)に必要な機能をRSDに集結し、開発効率の追求を行う。そして、キットおよびプラットフォーム・ソリューションの開発(主にソフトウエア)や事業推進機能をルネサス本体に集結し、今後拡大する市場への提案力強化を図る。さらに、REGの機能を開発・技術支援に特化させることで、一層の業務効率化を目指す。RSOについては、その設計機能部分をルネサス本体およびRSDへ移管する。なお、本件再編後のRSOの運営については、現時点では未定としている。

 また、同社は併せて、本件再編にともなう拠点異動が困難な社員および本件再編に沿えないと考える社員の退職や再就職の支援等を目的に、早期退職優遇制度を実施すると発表。募集人員は定めておらず、応募期間は8月7日から8月21日まで。

 今回の制度実施では、同社の生産本部に在籍する者に加え、生産本部の在籍者以外で移籍を予定している者、同社生産本部が管轄する国内関係会社に在籍する者も対象となる。退職の優遇措置として通常の退職金に特別加算金を加えて支給する。また、希望退職者に対しては、再就職支援を実施する。退職日は9月30日を予定している。

 本件再編が同社業績に与える影響は軽微とみられるが、早期退職優遇制度の実施による影響については現在精査中としている。【了】

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