業績に対する安心感から強い展開を予想、成長戦略期待外れなら『荒れる2日新甫』的中も=犬丸正寛の相場展望

2014年5月30日 15:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  来週(6月2日~6日)は、6月相場入りである。相場の基調は強いが、6月は、月初が2日・月曜日から始まる、『2日新甫』ということで波乱の展開も頭に入れておきたい。

  例年なら、4~5月に株価はともかくとして、出来高が盛り上がるのが通常といえるが、今年は、売買代金が2兆円を超えたのは4月が3回、5月にいたってはわずか1回にとどまるなど近年になく盛り上がりに欠けるものだった。この最大の理由は、昨年5月の大商いの反動が今なお続いているためである。これに加えて、今年4月実施の消費増税の影響を見極めようということがある。

  3月期決算の発表が終って、2015年3月期については、大幅増益とは行かないが1ケタ台の増益は達成できそうな見通しで、足元の建設投資、設備投資、消費動向等などからみて先行き9月の中間決算あたりで上方修正が期待できそうな雰囲気となっている。

  業績に対する安心感と6月の新成長戦略期待から、日経平均は5月29日まで6日連続高となるなどマーケットに明るさが加わっている。

  この地合い好転を受けて6月相場も堅調が予想される。ただ、ポイントは市場への流入資金を現す売買代金がどの程度の増加となるかである。この意味では、増配銘柄や低PER銘柄が数多く見られ投資価値は向上しているので、残るのはマーケットへの期待人気である。

  6月に発表予定の新成長戦略が期待通り、あるいは少しでも期待を上回る内容なら、マーケットに対する人気の高まりが予想される。

  短期的には上昇スピードが速いため調整は予想される。しかし、低迷相からの基調が変わるときは、「連続高」や、「出来高急増」といったこれまでにない展開となるものであり、調整があっても大きい下げにはならないだろう。

  仮に、『荒れる2日新甫』になるとすれば、新成長戦略が期待外れとなったときだろう。たとえば、マーケットで期待の大きい、「カジノ特区構想」が見送りとなったような場合である。

  6月相場は売買代金が増えるかどうかを見詰めながら、新成長戦略に期待しつつ2015年3月期の業績が好調で指標割安銘柄を物色する展開が予想される。日経平均の1万5000円台乗せは早い時期に達成されるものとみられる。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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