ケプラー、地球と「いとこ」ぐらいよく似た惑星を発見

2014年4月18日 22:34

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記事提供元:スラド

danceman 曰く、 太陽系から500光年離れた白鳥座の方向に、地球とよく似た太陽系外惑星が存在していることがケプラー宇宙望遠鏡により発見されたとのこと。双子と呼ぶほどそっくりではないものの、地球の「いとこ」とも呼ぶべきケプラー186fは、太陽より小さく赤い恒星ケプラー186の周りのハビタブルゾーン内を一回り130日で周回しており、その直径は地球の1.1倍であるという(Slateslashdot)。

 ケプラー186を周回する天体は全部で5個発見されているが、ケプラー186fはこの中でも最も遠く離れた位置(約5300万キロメートル離れた位置)で公転しているため、同惑星の表面には水が蒸発することなく液状に蓄えられている可能性があるとのこと。これまでもケプラー62fのような地球型の惑星が他にも発見されてきたが、地球とこれほどまでサイズが近いものはケプラー186fが初めてであるとのこと。

 だが、この惑星のサイズとケプラー186からの距離以外のことは何も分かっておらず、今後は、重量や大気の成分、地表温度などを調査していく必要があるという。

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