戦闘機も隠せる規模の「透明マント」開発に成功?

2014年4月18日 10:00

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 セントラルフロリダ大学の研究チームが、戦闘機のような大きな物体を隠せるような「透明マント技術」の開発に成功したという(WIRED)。

 透明化技術はこれまでマイクロ波などのごく限られた波長域でのみ可能だったが、同研究チームは可視領域の光を従来よりも広い面積にわたって制御できるナノ構造体を作製したそうだ。

 具体的には「銀と誘電体の複合膜を、ナノトランスファー(ナノ転写)プリンティングと呼ばれる技術を用いて、フレキシブル基板上に、広い面積にわたって転写した」とのことで、「複合膜を多層に重ね、漁網のような網目状のナノスケールパターンを作ることで、可視領域の光を制御できる」「3次元空間における電磁波の共鳴を、構造操作によって制御することで、光の伝播の精密な制御を可能にしている」という、分かるような分からないような解説がされている。

 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー

 関連ストーリー:
光学迷彩、ついに実用化? 2012年12月13日
デューク大学、7.5cmm×1cmサイズの「透明マント」技術を完成(ただしマイクロ波に限る) 2012年11月16日
光を通常とは異なる方向に反射させる物質を発見、ただし「光学迷彩」への道のりは遠い 2008年08月12日
英米の科学者ら「透明マント」の最初の実験に成功 2006年10月22日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事