日産、ブラジルで1200億円投じた自動車工場を開設 シェア5%目指す

2014年4月16日 19:53

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日産自動車が15日に開所式を行ったブラジル・リオデジャネイロ州レゼンデの新工場(写真提供:日産自動車)

日産自動車が15日に開所式を行ったブラジル・リオデジャネイロ州レゼンデの新工場(写真提供:日産自動車)[写真拡大]

  • 日産自動車が15日に開所式を行ったブラジル・リオデジャネイロ州レゼンデの新工場(写真提供:日産自動車)
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  • 日産自動車が15日に開所式を行ったブラジル・リオデジャネイロ州レゼンデの新工場(写真提供:日産自動車)

 日産自動車は15日、ブラジル・リオデジャネイロ州レゼンデに建設した新工場の開所式を行ったと発表した。同工場は305万平方メートルの敷地に、26億ブラジルレアル(約1,200億円)を投じて建設したもので、当面「新型マーチ」車両およびフレックス燃料エンジンをそれぞれ20万台を生産する。この投資規模は、ブラジルでは最大級の自動車関連投資とされている。

 日産自動車は、同工場の開設により、ブラジルで5%の市場シェアを確保し、日系自動車メーカーとしてトップブランドを目指したい考えである。

 開所式には、日産自動車社長のカルロス ゴーン氏のほか、リオデジャネイロ州知事のルイス・フェルナンド・ペゾン氏ら、同社および政府関係者多数が出席した。ゴーン氏は挨拶の中で、「ブラジルは世界第4位の自動車市場であり、日産の中南米市場の発展にとって重要な役割を果たしている。レゼンデ工場は成長目標を達成するために必要不可欠である」と語った。

 日産自動車は、2000年にブラジルで事業を開始して以来、着実に事業基盤を固めてきた。同社のディーラーは現在、169店舗あり、2016年には240店舗にまで拡大する計画である。また、2002年からは同国パラナ州サン・ジョゼ・ドス・ピニャイスで生産を行っている。

 今回のレゼンデ工場における従業員規模は、1500人であるが、今後、2000人にまで増やす予定である。同社は、品質管理のため従業員に対するトレーニングを徹底しており、これまでに従業員300人以上が日本やメキシコ、米国、英国などの日産工場でトレーニングを受けた。また、レゼンデ工場の車両品質管理チームは、日本およびメキシコで6カ月間の特別訓練を受けている。同社は、そうした従業員の技術研修のために、これまでに400万ドル以上を投資した。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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