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ハイブリッド車、17年目で国内年間販売100万台を突破
ハイブリッド車年間販売100万台達成に貢献したトヨタ・プリウス[写真拡大]
日本自動車販売協会連合会によると、2013年4月-2014年3月期のハイブリッド車(HV)の国内新車販売台数が102万4115台となり、初めて100万台を突破した。プラグインハイブリッド車(PHV)を含む販売の前年度比は118.0%だ。
いわゆる登録乗用車(乗用車の普通+小型)年間販売台数は301万5665台なので、登録車販売の30%以上がHVだったことになる。また、軽乗用車は182万0952台が販売され、登録車と軽乗用車の合計は483万6617台。つまり、全乗用車の20%超がHVだったことになる。なかで、トヨタ自動車の「アクア」と「プリウス」の合計販売台数が51万1601台でHVの半数を占めた。
ハイブリッド車は、1997年に「21世紀に間に合いました」と高らかに唱い上げ、世界初の量産型HVトヨタ・プリウスが登場。17年目で年間販売100万台の大台に達した。
しかしながら、初代のプリウスは、トヨタをして「赤字覚悟」の車両価格215万円と設定したが、同クラスのガソリン車よりも高い価格がネックとなって販売が伸び悩んだ。また、初代はエネルギー回生ブレーキなどの操作感やドライブフィールにも違和感があり、クルマとしての完成度にも問題を残していた。
その後、2003年にスタイリッシュに変身して登場した2代目プリウスがアメリカの有名俳優やセレブの間で人気となり、彼らが好んで購入することがニュースになり急速に人気車種となった。
また、ホンダ・フィットHVやトヨタの小型HV「アクア」など200万円を切る車種が相次いで発売。ガソリン高騰が続くなかで好燃費も注目され人気を集める。日本国内では2009年4月からスタートした「エコカー減税」も後押しした。
トヨタ自動車は今年2月にHVの世界累計販売台数が2013年末で607万台を突破したと発表。世界的な低燃費志向の高まりを背景に「プリウス」や「アクア」の販売が牽引した効果で、2013年3月末に500万台を突破してから僅か9カ月で100万台の上積みを達成していた。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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