レギンスパンツの伊「カルツェドニア」が日本初進出 大阪・エキモ梅田に1号店

2014年4月10日 12:02

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記事提供元:アパレルウェブ


カルツェドニア」が日本初進出:水着アイテムも展開

 カルツェドニア ジャパン(東京都)が運営するイタリア発のファッション・服飾雑貨ブランド「CALZEDONIA」(カルツェドニア)の日本1号店が4月4日、大阪・梅田の“駅ナカ”施設「エキモ梅田」にオープンした。レギンスパンツを主力アイテムにするブランドで、インナーや水着、靴下などを扱う。レディスのほかメンズ、キッズアイテムも取り揃えており、幅広い客層を対象にしている。

 同ブランドは世界30カ国で1,700店舗を展開。2012年度は4億8,700万ユーロ(16%増)と好調な推移だった。ターゲットは若い世代から年配層まで幅広い設定で、本国のイタリアでは国民的なブランドとして広く知られ、デーリーユースの消耗品として購入されているという。日本でもイタリア同様、ファッション性を加味したデーリーなウエアブランドに位置付ける。

 大阪・梅田を日本初進出の地に選んだ理由について、カルツェドニア ジャパンの遠藤嶂代表取締役は、「(『エキモ梅田』の開発に携わっている)東急不動産からお声掛けいただいたことが大きかった。また、大阪の市場はファッション感度の高いユーザーが多く、価格にも厳しい。ここで成果を収められれば、ほかの地域でも通用するのではと考えた」と説明する。

 日本初進出ショップの売り場面積は49.5平方メートル。トータルショップの展開はアジア初だ。アイテム構成はレディスのレギンスパンツが45%と主力を占める。水着が32%、キッズのレギンスが3%、残りの20%が靴下関連アイテムだ。レディスの構成比率が高いが、ターミナル立地の梅田駅という好立地を考慮し、今後は「メンズアイテムも増やしていく」(遠藤代表取締役)という。

 展開商材はすべてインポート。世界30カ国で展開している素地があるため、サイジングに関する問題はないとみている。毎週、新しい商品が投入され、常に店頭の鮮度が保たれる体制を採る。デーリー性の強いブランドだが、一部「モーダ」というファストファッションに近しい商品群も扱っている。主なアイテムの中心上代は、レギンスが3,600円、パンストが250-2,400円、靴下が600-700円など。「手軽に買ってもらえる設定にした」(遠藤代表取締役)。

 初年度売上高目標は1億5,000万円。来月5月末をめどに、大阪・茶屋町へ路面店の展開も計画している。大阪では計3店を出店。神戸や京都にも路面店の出店を考えている。ショッピングモールやフランチャイズの展開も検討。ゆくゆくは100店規模まで拡大する計画だという。


レギンス、水着、靴下とトータル展開する店内


ビジネスユースも視野に、メンズアイテムも強化する

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