東芝とNEC スマートメーター用通信ユニットを開発 4月から東電が採用

2014年2月14日 15:22

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 東芝とNECは13日、スマートメーターとHEMS(宅内エネルギー管理システム:Home Energy Management System)関連機器間の通信に用いられる国際通信規格「Wi-SUN Profile for ECHONET Lite」の認証を取得した通信ユニットを開発したと発表した。4月から東京電力管内に設置されるスマートメーターに内蔵され、HEMS関連機器との接続ができるようになるという。

 「Wi-SUN Profile for ECHONET Lite」は、国際標準IEEE 802.15.4gに基づく相互接続性ある無線通信規格の策定、普及を目的とした団体であるWi-SUNアライアンスが策定した920MHz帯特定小電力無線向けの国際通信規格。製品として認証を受けたのは今回が初という。

 同通信ユニットは東電管内のスマートメーターと宅内の通信ルートに採用される予定。同規格に対応したことで、スマートメーターとHEMS関連機器間の通信を安全・安定化し、相互接続性を確保するとともに、正確な電力使用量データの送信を実現する。

 将来的には、スマートメーターから提供される電力使用量データに対応して、HEMS、家電などの宅内機器が連携する効率的なエネルギー管理も可能になるという。

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