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新日鉄住金エンジ、省エネ型二酸化炭素回収設備の商業一号機を受注
新日鉄住金エンジニアリングは3日、エア・ウォーター、エア・ウォーター炭酸およびエア・ウォーター・プラントエンジニアリングが新日鉄住金の室蘭製鉄所構内に建設を計画している液化炭酸工場における二酸化炭素回収設備を受注したと発表した。
同設備は、新日鉄住金エンジが開発した化学吸収法による省エネ型二酸化炭素回収設備「ESCAP」の商業一号機であり、世界最高レベルの省エネ性能が評価されて受注に至った。製鉄所の熱風炉燃焼排ガスを二酸化炭素回収源とする化学吸収法による商業設備としては世界で初めてのものとなる。
「ESCAP」は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究である「環境調和型製鉄プロセス技術開発(COURSE50)」の一環で開発した二酸化炭素回収設備。地球環境産業技術研究機構(RITE)と新日鉄住金が開発した化学吸収液を用いて、反応プロセス等に工夫を加えることにより大幅な熱エネルギー消費量の削減を実現した。
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