格安航空バニラエア、12月20日より運航開始 国内外の4都市に就航

2013年9月30日 22:38

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機体デザイン(写真:バニラエア)

機体デザイン(写真:バニラエア)[写真拡大]

  • 制服デザイン(写真:バニラエア)

 格安航空会社(LCC)のバニラエア(現エアアジア・ジャパン)は30日、2013年12月20日~2014年3月29日の冬季運航スケジュール期間中に、成田国際空港と拠点として、国内線2都市および国際線2都市に段階的に就航すると発表した。また今回、機体デザインと客室乗務員の制服デザインも同時に発表した。

 今回就航するのは、沖縄(那覇)、札幌(新千歳)、台北(桃園)、ソウル(仁川)の計4都市。いずれの路線も一日2~4便の複数便での運航となる。バニラエアの石井知祥社長は、「就航する4都市は、お客様からの期待の大きさと、レジャー・リゾート路線を中心に展開するバニラエアの特色の両方を加味して決定した」とコメントしている。

 また、2013年11月1日正午より、同社のウェブサイトおよび予約センターで一斉に航空券の販売を開始する。同時に、旅行会社ではパッケージツアー商品が発売される。ウェブサイトについては、エアアジア・ジャパンの予約サイトが使用しづらいとの批判が多かったことを踏まえ、デザイン・操作性ともに「シンプル」にこだわり、インターネットでの航空券の購入に慣れていない顧客でも安心して利用できる仕様とした。

 運賃体系については、通常格安航空では追加料金が請求される手荷物預かりを20kgまで無料とした。また、4人以上の同時予約で運賃が割引されるお得な割引制度を設けた。さらに、予約変更と航空券の購入は、国内線で出発時刻の40分前まで、国際線も60分前まで可能とした。

 運賃種別については、「コミコミバニラ」「シンプルバニラ」の2種類の基本運賃を用意した。「コミコミバニラ」では、予約変更が500円(「シンプルバニラ」では2,000円)、座席指定が無料(同300円から)で利用できるほか、「シンプルバニラ」では対応できない「払い戻し」にも3,000円で対応する。

 金額は、台北(桃園)線が「コミコミバニラ」で片道12,500円から、「シンプルバニラ」で同10,000円から。ソウル(仁川)線はそれぞれ10,500円からと8,000円から、沖縄(那覇)線は10,000円からと7,500円から、札幌(新千歳)線は8,000円からと5,500円から。

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