アベノミクス、成長戦略第2弾=法人税率減税+設備投資減税か?

2013年8月13日 14:52

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:52JST アベノミクス、成長戦略第2弾=法人税率減税+設備投資減税か?
消費増税法により、現在5.0%の消費税率は、2014年4月に+3.0%、2015年10月に+2.0%へ2段階で引き上げられることが決められている。

しかしながら、2013年4-6月期国内総生産(GDP)が前期比年率+2.6%に留まったことで、安倍首相のブレーン(浜田内閣官房参与&本田内閣官房参与)から消費増税延期案が提案されている。


1997年4月の消費税率引き上げ+2.0%(3.0%⇒5.0%)の時は、96年4-6月期の国内総生産(GDP)は前期比年率+4.2%だった。

当時の+2%引き上げによる負担は、5.2兆円(1%=2.6兆円)、今回の+3.0%引き上げによる負担は、8.1兆円(1%⇒2.7兆円)と想定されている。


安倍首相は、消費増税延期案に対して、成長戦略第2弾で期待されている設備投資減税ではなく、法人税率引き下げの検討を指示した。


来月9月は、米国では資産購入プログラムの縮小の有無、日本では成長戦略第2弾の有無が注目される展開となる。《MY》

関連記事