【話題株】猛暑効果でサッポロホールディングスの出荷全体に上ぶれる

2013年7月11日 06:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■外食産業向け好調でプリン体ゼロは2割強伸びる

  全国的な猛暑を受けて、サッポロホールディングス <2501> では外食産業向けの樽ナマビールやプリン体ゼロのビールテイスト飲料が好調に推移している。とりわけ6月に発売したばかりのプリン体ゼロ「極ZERO」は、アルコール入りビールテイスト飲料としては世界で初めて100ミリリットル当たりのプリン体0.00ミリグラムを実現したこともあり、6月中は販売計画を2割強上回って推移。同月下旬に7月の製造計画を約2割増産する予定と発表したあとも、さらに上回るペースが続いているという。

  同社では、このところ、ビールそのものも前年実績を超える出荷が続いているとしている。シーズン前から対応するため、「ニュースになるほど予想を大きく上回ることはそれほど多くない」(同社)模様だが、それでもこの夏は上ぶれ傾向が強いようだ。6月締めの第2四半期決算は8月初旬に発表の予定。業績面でも上ぶれる可能性がありそうだ。

  株価は6月13日の322円、21日の324円を下値に回復基調となり、10日400円(6円高)まで上げて戻り高値に進んだ。チャート観測では昨日から75日移動平均を上回ってきたため、上値のフシを突破した形。400円の大台回復は、取引時間中としては5月27日以来になり、目先は大台固めのもみ合いが予想されるものの、年初来の高値454円を目指す展開が見込める。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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