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双日、サウジアラビアのガス焚きコンバインドサイクル発電所が商業運転を開始
位置図(画像:双日)[写真拡大]
双日は8日、同社がサウジアラビアにおいて世界大手のガス・電力会社であるスエズグループ、サウジアラビアの大手財閥アル・ジョマイ及びサウジ電力会社と共同で進めてきたIPP(独立系発電事業)「リヤドPP11」が完工し、3月12日(現地時間)に商業運転を開始したと発表した。
「リヤドPP11」は出力1,729MWのガス焚きコンバインドサイクル(複合発電)発電所で、サウジアラビアの首都リヤド市西125kmの地区に位置している。同発電所は、サウジ電力会社との間で締結した20年間の長期売電契約に基づき電力を卸販売する。
ガスタービンと蒸気タービンによるコンバインドサイクル(複合発電)方式は、環境負荷が低く、燃料効率に優れているのが特長。サウジアラビアでは豊富な石油資源を生かした重油焚き発電が主流だったが、近年の電力需要の急増から電源の多様化と効率化が求められており、また、環境への配慮から、ガス焚きコンバインドサイクル発電を採用した「リヤドPP11」への期待は大きい。
双日は30年以上にわたり、サウジ電力会社向けに変電・送電設備の供給を行ってきた。今回、双日にとって中東では初めてとなるIPP事業への参画を機に、サウジ電力会社とのさらなる関係強化を図っていく。また、双日は、長期安定収益が見込まれるIPP事業を重点分野と位置付けて拡大・強化を図っており、今後も中東の湾岸諸国や東南アジアなどを中心にIPP事業に積極的に取り組んでいく方針。
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