東証2部重複売買開始のPLANTは公募株のハネ返り懸念し急続落

2012年8月20日 11:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  PLANT <7646> (JQS・東2)は20日、きょう20日に東証第2部に新規上場され、ジャスダック市場(スタンダード)との重複売買が始まったが、主市場のジャスダック市場では、前週末終値に対して18円安の590円まで下げて急続落している。

  東証2部では、600円で寄り付いたあとやはり590円と売られている。東証2部上場に際して新株式発行(発行価格583円)と株式売出しを実施、新株式の払い込みを前週末17日に終了しており、ハネ返りを懸念して売り先行となっている。

  同社は、北陸地方を地盤とするスーパーセンターで、福島県に展開している大熊店が、東京電力 <9501> (東1)の福島第1原子力発電所事故の影響で営業停止となり、前9月期純利益が、原発事故損失18億1000万円を計上して4600万円(前々期比95%減)と大きく落ち込んだ。

  これに対して今期純利益は、震災損失の一巡で15億4000万円とV字回復を見込み、さらに東証2部上場承認と同時に、東電からの損害賠償金5億1300万円を特別利益に計上して、さらに16億4000万円に上方修正、2010年9月期の過去最高(10億8100万円)を大きく更新する。

  株価は、今期第2四半期累計業績が期初予想を上ぶれて着地したことに反応して年初来高値920円をつけ、800円台固めから東証2部上場に伴い実施した新株式発行・株式売出しを嫌い同安値588円まで急落した。底固めからPER2倍台、PBR0.5倍の超割安修正を試すことになろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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