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富士フイルムがデジカメ事業拡大でスウェーデンに現地法人設立
富士フイルムが、スウェーデン王国ストックホルムに現地法人「FUJIFILM Nordic AB」を設立し、7月1日から営業を開始すると発表。北欧市場におけるデジタルカメラの拡販を図る。
昨年のウクライナ・韓国・インドネシア、今年はベトナム・南アフリカ・トルコといった拡販が見込まれる地域にて直販体制を構築し、デジタルカメラ事業の拡大を図ってきた富士フイルム。こうした中、スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの北欧3カ国は、所得水準が高く、デジタルカメラの販売において、高級コンパクトカメラやレンズ交換式カメラの販売比率が高い市場となっている。しかしこれまでは現地法人がなく、ドイツ及びイギリスの現地法人からデジタルカメラ製品を販売していた。
こうした市場での拡販を図るため、北欧の中央に位置し、この3カ国の中で最大市場であるスウェーデン王国ストックホルムに現地法人を設立。高画質・高品位な質感に徹底的にこだわり、レンズ交換式カメラ「FUJIFILM X-Pro1」など高級機種「X シリーズ」を中心に、北欧3カ国へ向けて、地域に密着したマーケティング機能の強化、物流体制構築によるデリバリーリードタイム短縮、アフターサービスの向上などといったダイレクトな営業活動を行う。
日本で近年注目を集めるミラーレス一眼カメラであるが、欧米市場では認知度が低く、依然として市場が小さいという。高級機種「X シリーズ」を中心とした営業活動を実施するとのことであるが、所得水準の高い地域であるだけに、ミラーレス一眼カメラの市場を形成・拡大し、牽引する役割も担えるのではないだろうか。日本でのミラーレス市場参入が遅れていただけに、新規市場での躍進を期待したい。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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