東芝、世界最軽量ウルトラブックを発売 業界最速クラス約7秒の高速起動

2012年6月11日 17:36

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世界最軽量の13.3型ウルトラブック「dynabook R632」(左)と21:9液晶搭載の14.4型ウルトラブック「dynabook R542」(右)(画像:東芝)

世界最軽量の13.3型ウルトラブック「dynabook R632」(左)と21:9液晶搭載の14.4型ウルトラブック「dynabook R542」(右)(画像:東芝)[写真拡大]

 東芝は11日、2012年PC夏モデルの新商品として、業界最速クラスの約7秒起動を実現した世界最軽量薄型ボディの13.3型ウルトラブック「dynabook R632」をはじめ、縦横比21:9液晶(1,792×768ドット)と高性能スピーカーを搭載し、臨場感ある映像視聴が楽しめる14.4型ウルトラブック「dynabook R542」など、ウルトラブック2機種3モデルを6月15日から順次発売すると発表した。

 「dynabook R632」は、フルサイズのLANポートやRGBコネクタなどのインターフェースを搭載し、高速処理とモバイル性能を重視した世界最軽量(約1.12kg)の13.3型ウルトラブック。インテル最新プラットフォームの高性能を引き出す自社開発のBIOSと高速データ転送を実現するSATA3.0対応SSD(Solid State Drive)の採用により、起動時のプログラム処理を最適化した「東芝高速スタート」機能を用いた場合、従来機種に比べ約8秒速い約7秒での起動が可能。また、データのアクセスについても、従来機種比で約5.8倍の書き込みと約2.5倍の読み出し速度を実現している。さらに今回、新たなカラーバリエーションとして、マグネシウム合金の質感をそのまま生かした高級感のあるシャンパンゴールドを追加した。

 「dynabook R542」は、映画コンテンツを21:9サイズのままインターネット配信するサービスに対応し、14.4型の21:9液晶を搭載したほか、harman/kardonステレオスピーカーを採用するなど、AV性能を重視したウルトラブック。14型クラスの16:9 液晶(1,366×768ドット)では、上下に黒帯が表示されることで13型相当に縮小表示されていた21:9サイズの映画をフルスクリーンで楽しむことができる。また、横の表示領域が16:9液晶より約1.3倍と広いため、複数のウィンドウを並列表示させても快適な領域を確保しやすく、効率的に作業できる。さらに、OSやアプリなど使用頻度の高いソフトウェアを専用のSSDに格納することで起動時間を短縮するとともに、HDDには映像などの大容量データを保管することができる。

 なお、新商品は、インターネットを介したビデオ通話を楽しむスタイルが普及し始めるなか、ビデオ通話ソフト「Skype」に加え、通話中に分からない操作を教えてくれる「Skypeらくらくナビ」を搭載するなど、初心者でも使いやすいウルトラブックとなっている。

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