【今日の言葉】預金封鎖

2012年5月28日 10:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『預金封鎖』=やはりというか、「預金封鎖」の見出しが踊るようになった。週刊現代最新号(6月9日付け)は、6ページにわたって「ギリシャ→スペイン→イタリア→そして日本へ。銀行取り付け騒ぎ→預金封鎖に備えよ」、という内容の記事を取り上げている。

  これまで、日本は国の借金がGDPの2倍規模と先進国の中で多いにもかかわらず問題とならなかったのは国債等の大半が外国ではなく国内で保有され、しかも、個人金融資産が約1400兆円と余裕のあったことが背景としてあった。

  しかし、国民の高齢化が進み国債引き受け余力が小さくなりつつある。先頃、国債に金のオマケを付けないと売れなくなっていることもあった。外国人が日本国債を圧倒的に持っているわけではないから、国債の格付けが引下げとなっても国債価格が直ちに大きく下げる事態にはなっていない。

  しかし、安心はできない。指摘されているように国債が消化されないとなれば棒引きを狙っての預金封鎖・新円切替を否定はできない。昔を知らない世代も増えているが、昭和2年頃には取り付け騒ぎは実際に起きている。株を見直す、よい機会かもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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