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「ニワトリを脳死状態にして育てる肉工場」のコンセプト
あるAnonymous Coward 曰く、 人工肉の開発など、効率の良い肉の生産方法が模索される昨今だが、「ニワトリを人工的に脳死状態とし、効率よく肉を生産する」というコンセプトが提案されている(コモンポストの記事、元記事)。
「外科的にニワトリの大脳皮質を切除し脳死状態として、生存するだけの最低限の能力だけを残したニワトリを作成。パックに入れて吊り下げ、後はチューブから必要な栄養を送り込み効率よく肉を生産する」というもの。ニワトリが動き回ることもないため、これまでのブロイラー生産法と比べてさらに少ないスペースで大量の肉を獲ることができるようになるとしている。
一見して生理的嫌悪感を催しかねない提案だと思われるが、ブロイラーの生産現場では過酷な飼育により障害を持つニワトリが大量に発生しており、またいずれにせよ最終的には殺されることから、記事ではむしろ始めから苦痛を感じない方が倫理的なのでは? といった指摘もなされている。将来的にはこうした手法が広く用いられるようになっていくのだろうか?
このコンセプトを提案しているのは芸術・デザインを専門とする英国の大学Royal College of Art(RCA)建築学科で都市農業を研究している「ADS1」というチーム。Andre Ford氏によるコンセプト説明によると、英国だけでなく世界的に食物の需要が増えている現在、鶏肉を効率良く生産する方法が望まれているとしてこの方法を提案するという。ただし、あくまでコンセプトなのでこれが実用化できるかどうかはまだまだ分からない。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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