日産インフィニティ、シンガポールへ参入

2012年2月13日 12:08

印刷

 日産自動車は10日、日本発のラグジュアリーパフォーマンスブランドであるインフィニティと、シンガポールを代表する自動車販売の代理店であるウェアネス・オートモーティブ社が同日、インフィニティの販売とサービスを行うフラッグシップとなる店舗を、高級車ブランドのショールームが立ち並ぶレン・キー・ロードにオープンしたと発表した。

 開設記念式典では、シンガポールで発売されるアイコン的なハイパフォーマンスSUVの「FX37」、ラグジュアリーパフォーマンスセダンの「M37」、スタイリッシュなコンバーチブルスポーツカーの「G37」の発表を行った。

 「アイレディ(IREDI:インフィニティ・リテール・エンバイロメント・デザイン・イニシアティブ)」の厳しい基準に基づき設計・建築された約920m2のショールームは、見事な建築と高級ホテルのような雰囲気が調和した空間となっている。

 グローバルインフィニティ事業本部の執行役員である斎藤徹氏は、「私たちは、シンガポールの高級自動車市場に最高水準のラグジュアリーリテイリングとホスピタリティをもたらす。シンガポールは、ラグジュアリーとホスピタリティにおいては一流の場所であり、デザインや最高級の製品の小売・サービスに関わる方々は、私たちが目指す高い水準に興味を示されることと思う」と述べた。

 2010年に米国で最も急速に成長した輸入高級ブランドと評価されたインフィニティは、現在36カ国で販売され、中国では急速に販売を伸ばしている。シンガポールへの参入も、今後2年間をかけて行うインフィニティブランドのグローバル拡大活動の一環となっている。初年度は通年で200台の販売を見込んでいる。

 インフィニティは、グローバルで大型SUVからコンパクトセダンまで競争力のある10車種を販売している。シンガポールでは、大胆で特徴的なスタイリングのスポーツクロスオーバー「FX37/50」、ドイツ車にも勝るような「M37」、非常にスタイリッシュなコンバーチブルスポーツカー「G37」の3車種を今回発売する。モデルラインアップは事業の成長に合わせて拡大していく予定。

関連記事