「丸の内タニタ食堂」が1月11日にオープン、ヘルシーな食事を提供

2012年1月10日 12:51

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カウンセリングルーム(写真右)も備えた「丸の内タニタ食堂」(画像:タニタ)

カウンセリングルーム(写真右)も備えた「丸の内タニタ食堂」(画像:タニタ)[写真拡大]

  • あたたかみのある色調で心安らぐ癒しの空間を演出する「丸の内タニタ食堂」(画像:タニタ)

 健康をはかるリーディングカンパニーである株式会社タニタは10日、栄養バランスに配慮した新業態のヘルシーレストラン「丸の内タニタ食堂」を、丸ノ内国際ビルヂング地下1階に、1月11日にオープンすると発表した。席数は最大70席。営業時間は午前11時から午後3時まで(土曜・日曜、祝祭日は休業)となっている。

 「丸の内タニタ食堂」は、カジュアルダイニングを展開する株式会社きちり(大阪市中央区)と業務提携し準備を進めてきたもので、タニタ社員食堂のコンセプトを忠実に再現したメニューを取りそろえているだけではなく、業務用の体組成計を備えたカウンセリングルームも設け、常駐する管理栄養士など(営業時間内)がアドバイスを行うサービス(無料)も提供する。また、利用シーンに合わせてレイアウトをフレキシブルに変えられるようにし、さまざまなイベントに対応できるスペースとなっている。

 健康総合企業を標榜するタニタは、生活者のライフステージに合わせた適正体重を維持するために食事、運動、休養というサイクルを習慣化するよう、指標となるさまざまな健康計測機器・サービスを開発し提供してきた。また、健康面で大きなウエートを占める食事に関しては、管理栄養士による指導に加え、バランスのとれた栄養と摂取カロリー・塩分を抑えた社員食堂のメニューをまとめたレシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂」を提供し、世間の好評を得ている。

 今回、「丸の内タニタ食堂」を開業するのは、レシピ本を購入した一般の顧客から「社員以外でも食べられる場所を提供してほしい」といった要望が多く寄せられているのに加え、日本経済の中心であり、就業人口の多い東京・丸の内に店舗を構えることで、経営リスクとして企業の課題になっている“メタボ社員ゼロ”に向けた新しい「食」のソリューションを提供するのが狙い。

 店舗の特徴は大きく三つある。一つは単なるヘルシーな食事を提供する場としてではなく、独自のヒーリング音楽やアロマテラピーなどを組み合わせ癒しや活力を生み出す空間を提供すること。ヒーリング音楽大手の株式会社デラ(東京都港区)とコラボレーションし、同食堂専用のBGM集を制作するとともに、エア・アロマ・ジャパン(東京都世田谷区)と連携、香りアドバイザーに答島優佳氏を迎え、食欲を刺激するエア・アロマオリジナルのエッセンシャルオイルで顧客を迎える。

 二つ目はフロアレイアウトをフレキシブルに変更でき、イベントなどさまざまな用途に活用できること。三つ目は業務用のマルチ周波数体組成計「MC-980A」を設置したカウンセリングルームを設け、計測とともに常駐する管理栄養士など専門家による相談が受けられること。

 提供するメニューは2品。1品はタニタ社員食堂で提供している日替わり定食、もう1品は丸の内タニタ食堂独自のスペシャル定食を週替わりで提供する。いずれも栄養バランスに配慮し、1定食当たり500kcal前後、塩分は3g前後としたタニタ社員食堂のコンセプトを忠実に再現するために、運営も配膳・下げ膳は原則としてセルフサービスといったスタイルを採る。価格は日替わり定食が800円(税込み)、週替わり定食が900円(税込み)を予定している。

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